壊れた医療機器は修理するべき?廃棄や売却の方法も解説
保有している医療機器が壊れた際に、医療機器を修理して使い続けるべきか迷う人が多いでしょう。医療機器は高価な製品が多く、新しく購入するよりも修理したほうが出費を抑えられるケースもあります。
壊れた医療機器は修理する以外に廃棄・売却といった処分方法があり、医療機器の状態や需要によって対応方法を決めることが大切です。この記事では、壊れた医療機器への対応方法や、廃棄・売却する場合の注意点・ポイントについて解説します。
1.壊れた医療機器への対応方法|修理・廃棄・売却を比較
壊れた医療機器への対応方法は、修理・廃棄・売却の大きく3つに分けられます。それぞれの特徴やメリットを踏まえて、最適な方法を選択しましょう。
■修理
壊れた医療機器を修理して使える状態の場合は、修理を選択します。医療機器は複雑な構造の機械であるため、修理作業は当該機器の製造販売業者に依頼するか、専門の修理業者に修理依頼を出すことが一般的です。
しかし、医療機器の修理内容によっては、修理費用が高くなるケースもあります。修理にかかるコストが高い場合は、修理よりも買い替えを選択するほうがおすすめです。
修理して使える状態であっても新製品のほうが機能面などで優れている場合も、買い替えのほうがおすすめとなります。
■処分(廃棄・売却)
修理せずに買い替える場合は、壊れた医療機器を処分する必要があります。壊れた医療機器の処分方法は、廃棄と売却の2通りです。医療機器を廃棄するか売却するかは、下記の基準で考えましょう。
廃棄 | 買い手がつかない医療機器の場合 |
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売却 | 買い手がつく医療機器の場合 |
廃棄・売却のどちらを選ぶとしても、医療機器の処分は専門業者に依頼することが大切です。医療機器を廃棄する場合であれば廃棄業者へ、売却する場合は買取業者へと処分依頼しましょう。
ただし、壊れている医療機器であっても売却できるケースがあるため、最初は買取業者に依頼することがおすすめです。買取業者は値段がつかない医療機器でも引き取ってくれる場合があり、廃棄業者に廃棄依頼するよりもお得に処分できます。
2.壊れた医療機器を処分する際の注意点
壊れた医療機器を処分する際には、いくつかの注意点があります。
注意点を守らずに医療機器を処分すると法律違反となってしまうケースがあるため、ここで紹介する注意点を参考に処分方法や依頼する業者を選びましょう。
医療機器の処分における代表的な注意点を2つ解説します。
2-1.医療機器は無断で捨てられない
医療機器をゴミとして捨てる場合、どの種類のゴミに区分けすればよいか知らない人が多いのではないでしょうか。
一般家庭では分別に困るゴミを粗大ゴミとして自治体の収集場所に出すことが多いものの、医療機器は粗大ゴミとして処分できません。医療機器の廃棄物は、産業廃棄物として定義されるためです。
また、医療機関が使用する医療機器には、血液・唾液などを含む感染性医療機器も多く存在しています。
そのため、医療機器を廃棄する際は感染性廃棄物である可能性を考慮して、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」や各種マニュアルに沿って処分しなければなりません。業者に処分を依頼しない場合は、法律に従って廃棄を行ってください。
2-2.法令遵守を徹底する業者を選択しなければならない
業者に医療機器の廃棄・売却処分を依頼する場合は、依頼する業者が法律遵守を徹底しているか否かを確認しましょう。医療機器の処分を業者へ依頼することは、産業廃棄物の処理を代行してもらう意味を持ちます。
もしも業者が法令を無視する形で医療機器を処分した場合、法令違反の責任は元所有者である医療機関も負うこととなるため注意してください。
法令遵守を徹底する業者は、医療機器の処分業務に必要な各種許可証を取得しています。医療機器の感染性・非感染性や、有害物質の有無についてもチェックするため、壊れた医療機器を安全かつ適正な方法で処分することが可能です。
信頼できる優良な専門業者を選び、医療機器の処分を依頼しましょう。
3.壊れた医療機器を高く売却するためのポイント
壊れた医療機器であっても買い手がつき、予想よりも高い買取価格が実現するケースもあります。壊れた医療機器をできるだけ高く売却するためには、どのようなポイントを押さえておけばよいのでしょうか。
ここでは、買取業者に高く売却するためのポイントを3つ紹介します。
3-1.状態を整える
中古品の買取サービスでは、商品に使用感があると減額されることが一般的です。商品状態で買取価格が変動することは、医療機器の買取においても変わりません。壊れている医療機器であってもきれいな状態のほうが買取価格は高くなりやすいため、商品状態を整えて売却に出しましょう。主なポイントは、下記の3つです。
- 表面の汚れやほこりを落とす
- 日頃からメンテナンスを行っておく
- 付属品がある場合はセットにして売却する
表面の汚れ落としやメンテナンスは、あくまでも日常的な故障対策・保守点検の範囲で構いません。付属品は説明書や交換パーツが揃っていると、壊れた医療機器であっても査定額アップを期待できます。
3-2.まとめ売りを検討する
壊れたなどの理由で不要な医療機器が複数ある場合は、まとめ売りがおすすめです。医療機器の買取業者はまとめ売りに対応しているところがあり、まとめ売りすることで査定金額がアップするケースがあります。
まとめ売りは壊れた医療機器を処分したい場合だけではなく、病院・事業所の施設移転や閉院といった事情がある場合にも便利です。まとめて売却することで廃棄費用も浮かせられるため、不要な医療機器が大量に出る場合は、まとめ売りを検討してみましょう。
3-3.査定金額を比較する
買取業者に売却する際、候補を1社だけに限定すると査定額が適正価格かどうか判断できません。
医療機器を高く売却するためには複数の買取業者に査定依頼を出して、査定金額を比較することが大切です。提示された査定金額を比較することで、高く売却できる買取業者を選べます。
複数の買取業者に査定依頼を出すことは、各業者が得意としている機器の種類を知るためにも重要です。医療機器は一般撮影装置・CT・マンモグラフィなどさまざまな種類があるように、買取業者もそれぞれ得意とする医療機器が異なります。
売却したい医療機器を得意とする買取業者に買取依頼することが、高く売却するためのコツです。
4.壊れた医療機器の処分は「タケメディカル」がおすすめ
壊れた医療機器を高く売却・廃棄したい人は、「タケメディカル」がおすすめです。タケメディカルは医療機器買取・解体・撤去の専門業者であり、医療機器の買取では主に3つのメリットがあります。
- 高価買取の実績がある
タケメディカルの買取査定では、医療機器の状態が整っているものを加算評価することが特徴です。他社の見積価格よりも高価買取した実績が豊富にあるため、高額査定を期待できます。 - 医療機器関連の法令を遵守している
タケメディカルは創業以来、法令遵守を厳しく実行しているコンプライアンス重視の会社です。買取した医療機器はタケメディカルが責任を持って取り扱うため、安心して買取を依頼できます。 - 廃棄物や不用品は無料引き取りを実施している
査定に出した医療機器が値段のつかないケースであっても、タケメディカルは廃棄物や不用品を無料引き取りで処分します。手放したい医療機器が多くある場合は、タケメディカルにまとめ売りの相談を行ってみましょう。
タケメディカルではCT・MRI・一般撮影装置・電子内視鏡・超音波診断装置・眼科機器などをメインに、その他医療機器の買取にも対応しています。壊れた医療機器の処分は、タケメディカルへの依頼がおすすめです。
まとめ
壊れた医療機器への対応として、修理するよりも買い替えたほうがよい場合は、まず売却を検討しましょう。医療機器は壊れていても需要があり、高く売却できるケースもあります。
壊れた医療機器を高く売却するためには、機器の状態を整えたり、査定金額を比較したりしましょう。医療機器の処分は法令でルールが定められているため、法令遵守を徹底する買取業者を選択することが重要です。
タケメディカルでは法令遵守を徹底しながら、医療機器の高価買取を行っています。査定は無料で行っているため、壊れた医療機器の処分に困っている人は、タケメディカルへの買取依頼を検討してみてはいかがでしょうか。